12月に入り一段と寒さを感じる様になった。世界中が御寒い状況下にあると云うのに地球はどんどん暖かくなって行くと云う皮肉なものだ。今冬の予測では西日本は暖冬に対し東・北日本は低気圧の墓場と化して太平洋側も雪が多いそうだ。首都圏の皆さん御気をつけ下さい。
猫跨ぎさんの句の鑑賞に行きましょう。
・赤子の手伸びて四方の夕紅葉
気持ちよく昼寝していた赤子が夢でも見たのか欠伸をしながら手を伸ばした。周囲を紅葉に囲まれて・・・。かわいい平和で静かな情景が目に浮かぶ。
・幾度も藩主は替はる鵙高声
藩主は何回も替わったが毎年やって来る鵙の声は替わらない。
・同じ向きの衛星アンテナ鶴渡る
静止衛星に向けてアンテナが一定方向に並んでいる。鶴もきっと隊列を組んで飛んでいるのだろう。そこの対比が面白い。
・鳥威片づけられてなほ光り
鳥威しには古くは鳴子、案山子も入る様だがここでは金銀の光反射テープかな。風でテープが光り効果を出すわけだが中には中古CDを取りつけたのもあった。いわきでは間欠的にドカンと音を出している稲田もあった。カーバイトを使っていたのかは不明。
・煮凝や思ひ出話うやむやに
煮凝りを食卓で見る機会は殆どなくなってしまった。あのゼリー状の中にあったであろう思い出話もたどたどしくなって当然かもしれない。準特選。
・枯菊を焚きて広げる世界地図
枯れた菊を火にくべて温まっているのだろうか。そこから悠々と世界地図を広げるその余裕は一体どこから来るのだろうか。面白い取り合わせだ。特選。
・紋別深秋羆の巨躯の吊られあり
今年は羆が街に降りて来たという記事が非常に多かった。
・みちのくの要はづれし秋扇
この要は扇の要とみちのくの要との両方に掛っているのだろうか。いや単純にみちのくのどこかで要のはずれた秋扇を見つけたのだろう。
・単線列車泡立草をのけぞらす
北海道のローカル線はみんなこんな所ばかりだ。それでも保全はしなくては安全が持たない。列車には客は数人、これではどんどん廃線にせざるを得ない。
・紅葉して能楽堂のジャズライブ
先日伊勢内宮に出掛けた時入口直ぐの参集殿脇に能楽堂を作っている最中であった。ここでニューオリンズジャズでも聞いたらいいいだろうなと思っていた。
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