2015年6月24日水曜日

津軽海峡・・・猫跨ぎ

  津軽海峡で12海里(だったっけ)の 通常の領海を主張すると、アメリカ原潜だけじゃなく多くの国が日本に諒解を求めねばならなくなる。煩雑でいやが上にも緊張は高まる。それでここを領海3海里扱いにしたと聞いたことがある。世界にこういうところは何箇所かあるらしい。ヨーロッパとアフリカの間の狭いジブラルタル海峡もそうじゃなかったかな。マラッカ海峡やホルムズ海峡とかも。 まあ当然の措置じゃないか。
地政学的にみて、ここを閉じると、日本列島は大陸に対して強固な封鎖線になるね。もっとも米軍の三沢基地や海上自衛隊は一朝あらばと睨んでいるのだろう。

貝殻島の昆布漁ね。こんなに昆布を食べるのは日本だけだろう。世界中に好漁場は山ほどあると思うけど、海外へ出て行く話は聞いたことがないね。どうしてかな。

2015年6月23日火曜日

函館通信2-27・・・猫跨ぎ句鑑賞・・・仁兵衛

 猫跨ぎ句鑑賞に行く前に「舳先みな外つ国に向きコンブ刈る」の「外つ国」はロシアです。先日根室から貝殻島付近でのコンブ漁が解禁になり多数の漁船が一斉に出港して行きました。
 ついでですが津軽海峡はこんなに狭いのに全てが日本の領海ではない事を最近知りました。本来は領海としての距離しかない所に特別に公海域を設けています。何故かと言うと米国の原子力潜水艦を航行させる為に取られた苦肉の策だとか。知らなかったとは言えロシア、中国、北朝鮮の潜水艦もスイスイ通っている事でしょう。
 その海底の更に下を来春以降新幹線が通りますので宜しく。

猫跨ぎ句鑑賞
・法隆寺の何処も黒し青葡萄 ・・・赤と黒ではなく黒と青の対比に新鮮さを感じた。
・虹の環へ鳶鉄片のごとく舞ふ ・・・虹が円弧状から環になって天井にある所へ鳶が舞い上がって行く実にすがすがしい情景だ。鳶を鉄片のごとくと簡潔に表現した所が素晴らしい。特選。
・蒼空(あをぞら)の極みは黒しかき氷・・・蒼空の極みは黒しが良く判らなかった。 
・夏潮や彫り跡深き百度石・・・お百度参りで触られる石がだんだんすり減って行くのに対し夏潮は変わらず満ち欠けを繰り返していると解釈した。 
・眠られぬ夜明を飛んで時鳥・・・時鳥のイッペンカケタカを朝方一度も聞いた事がない。一度は聞いてみたいと思っている。夢でもいい。 
・田水張り黄身盛り上がるハムエッグ・・・余程新鮮な卵とお見受けしました。 
・二階より畳掃く音枇杷熟るる・・・最近は畳を掃く音とはとんと無縁になってしまった。二階の畳の部屋から枇杷のなっているのが窓越しに見える。枇杷の木は大きくなりすぎて日陰を作るから病人を出すと忌み嫌う人もいるが懐かしさが先に立った。準特選。  
・行々子まだ鳴いてゐる行々子・・・オオヨシキリの警戒心の強さを上手く表現しているね。近くの川は清掃週間とか言って葦を刈り取る事があるので残念。 
・浮き球の中の昏さや夏怒濤・・・浮き球の中の「昏さ」とは一体何を言わんとしているのかな。きっと怒濤の中を潜り抜けて来たどろどろした物なんだろうと勝手に想像を巡らさせて貰った。準特選。 
・散水の虹を潜りて帰りけり・・・最近マラソン大会で散水している区間を作っているのを見た。熱中症には気をつけよう。
 

2015年6月21日日曜日

27.6 投句 ・・・ 猫跨ぎ

     降ったり止んだりの梅雨空。ところでアメリカの教会でまたまた銃乱射事件が起こった。 hate crime と言うらしい。オバマが黒人初の大統領で大騒ぎだったが、結局何も変わらなかったね。聞くところよると、父親が誕生祝いに、この犯人にピストルを贈ったとか。このピストルで犯行に及んでいる。何という国なんだ。

6月度投句

・法隆寺の何処も黒し青葡萄  
・虹の環へ鳶鉄片のごとく舞ふ  
・蒼空(あをぞら)の極みは黒しかき氷  
・夏潮や彫り跡深き百度石  
・眠られぬ夜明を飛んで時鳥  
・田水張り黄身盛り上がるハムエッグ  
・二階より畳掃く音枇杷熟るる  
・行々子まだ鳴いてゐる行々子  
・浮き球の中の昏さや夏怒濤  
・散水の虹を潜りて帰りけり  

2015年6月18日木曜日

27.6仁句鑑賞・・・猫跨ぎ

1.山背風昭和の似合う立飲み屋
山背風は冷湿な風。北国の暑さにむしろこがれる気分を含む。縄のれんの立ち飲み屋に話題も冴えない。昭和といっても、あまり懐かしくない風景だね。
2.角欠いた狛犬のあり新樹光
神社の狛犬はルーツを辿ると複雑らしい。まず口を開いた阿像はライオンがモデルでこちらは角はない。口を閉じた吽像は正統の狛犬で、頭頂に一角がある。勿論架空の動物だろう。両者は別々のルーツなんだね。角ははっきりしたものから、コブと見紛うもの、無いものいろいろだ。面白いところに目を付けたもの。特選。
3.短夜や目を付けてゐし本を買ふ
古本屋かな。売れずにあった。しかし新本も古本も書店は経営が難しい時代だね。かく言う自分も気がつけばアマゾンで買っている。何せ文庫本一冊を無料で宅配してくれるから、零細書店は勝負にならない。
4.採決を待つ二の腕や鰻食ふ
何の採決なんだろう。二の腕が解らない。ちょっと三段切れ的だね。再考をお願いしたい。
5.青嵐半ばめくれたトタン屋根
青嵐というか、最近おかしいね。北関東では突風、豪雨が大暴れ。竜巻でなくダウンバーストとか言っている。屋根が半分吹き飛んでいる。なんだか亜熱帯の気候だね、完全に。風情がない。
6.夏燕リハビリに行く曲り角
いつもの曲がり角のお宅の軒に燕が営巣している。週に何度か通っているのかな。うちの近所の洗濯屋の軒先に毎年巣を作る。4月と7月の二度抱卵するね。天敵はカラス、去年は蛇が来て卵を呑んでしまったとか。
7.タテ横にスマホ動きて心太
いうも野暮だが、とにかくスマホだらけ。昨日ビアホールでビールを飲んでいた時のこと、前の席の若い女性二人組。仲良く喋っていたと思ったら、二人ともスマホをやっている。暫くしてまた何事もなく喋っている。もう空気のようなものなんだ。準特選
8.武器持たぬ匍匐前進かたつむり
ツノは武器じゃないかな。違うかな。
9.舳先みな外つ国に向きコンブ刈る
コンブ刈りは夏の季語なんだね。昔は北海道から送ってもらったが、それも遠い昔の話になった。外つ国の意味するところがちょっと判らない。
10.何時の間に靴替へてをり半夏生
そうか。地域性があるね。こちらは一年中同じ靴を履いている。と思ったが、寿命で更新したということか。半夏生と気分が通じるね。準特選。

2015年6月15日月曜日

函館通信2-25・・・今日は何の日・・・仁兵衛

 NHKラジオをイヤホーンを着けたまま寝る癖が付いてしまった。朝の5時台と6時台に今日は何の日というその日に起きた歴史的事柄を短く紹介する番組がある。今朝夢うつつに聞いていたらやたらと項目が多かった。

6月15日今日は何の日、①昭和?年岩手沖?M8.2の地震、死者多数 ②昭和35年安保闘争で国会突入、樺みち子さん死亡 ③昭和?年坂本九「上を向いて歩こう」米国ヒットチャート第一位に ④平成?年自衛隊PKO法成立 あと二つぐらいあったが夢の中に忘れてしまった。

 聞いていると自分が70歳を過ぎたんだと実感が湧いて来る。同時に俺は未だこれからどれだけ生きて新たな歴史を見られるのだろうかとキザに構えてしまう。今週末当地で道南恵迪寮歌祭がある。パーキンソンのリハビリを兼ねて久し振りに大声を出してこようと思っている。

平成二十七年六月

1.山背風昭和の似合う立飲み屋
2.角欠いた狛犬のあり新樹光
3.短夜や目を付けてゐし本を買ふ
4.採決を待つ二の腕や鰻食ふ
5.青嵐半ばめくれたトタン屋根
6.夏燕リハビリに行く曲り角
7.タテ横にスマホ動きて心太
8.武器持たぬ匍匐前進かたつむり
9.舳先みな外つ国に向きコンブ刈る
10.何時の間に靴替へてをり半夏生

2015年6月11日木曜日

ぶつぶつ・・・猫跨ぎ

  日本年金機構の機密漏洩が大騒ぎだ。あと東商とか、ぞろぞろ出てくる。 不正アクセスがここへ来て急に増えたのかどうかよく知らないが、官庁、大学、大会社なんかにはいちいち公開しないが、日常茶飯事なんだろうな。組織の長がお定まりのペコペコ頭を下げるシーンが繰り返されるが、彼等とて実際何がどうなっているのかさっぱり訳が分からないのだろう。社会面を開けば、男が女を拐かすとか、知らぬ同士が集まって良からぬ事に及ぶとかなどの犯罪が次々に報道されるが、まずは出会い系サイトで知り合ったというのが目立つ。何と言うか、ネット社会は、一枚めくれば魑魅魍魎の暗闇だ。第三者の監視が入らない全くの無法地帯になっている。そう言えば数年前、小倉さんが苦労して立ち上げた初めてのホームページの投書欄も、後半はけしからんイタズラの場となった。
専門家に言わせると、どんなサイトでも、100%安全はないとか。これが、軍事に関係しない訳はなく、各国の諜報機関は、浸入、防御の攻防戦を日頃展開しているのだろう。
  国会は安保法制の合憲、違憲で喧しい。別に偉い憲法学者に聞かずとも、憲法違反に決まっているじゃないか。中学生でも判る。自衛隊員のリスクが増えるの増えないのどうのこうの、重箱の隅を突いた議論で一億円/日 の無駄金が飛んでいく。わが東京新聞紙上は、違憲だ、戦争だ、安倍を倒せのキャンペーンが踊るが、どうかね、殆ど白けているのじゃないか。早々と本論に入ったらどうかと思うね。
つまりさ、自衛隊の存在、日米安保は誰が見ても違憲なんだろう。そこから掘り起こして議論してはどうか。自衛隊抜き、安保抜きで日本の今後の有り様を提案し、現政権とどちらが正しいのか丁々発止の議論を建前抜きで国民の前で展開して欲しい。

2015年6月7日日曜日

兼六園・・・国兼

  北陸新幹線が開通して、金沢をはじめとして富山や高岡等がテレビによく出てくるようになった。二年前のホロホロ会の能登の帰りに逸徳さん、褌子さんと金沢の方へ行ったが、その時は金沢から北陸鉄道で獅子吼高原近くの民宿で3人で楽しく濁酒を飲んだ。帰りは米原経由で帰ったが、金沢はやはりかなり遠い存在であった。それが、2時間30分少々で金沢へと、何か非常に近づいた感じである。オデンも食べたいと、行ってみたいと。先週の5月の26,27日に金沢を訪れた。
 兼六園を初めて訪れたのはかれこれ25年ほど前で、その時は雪で松が倒れるのを防ぐために職人さんたちが雪囲いをしていた最中であった。日本三大庭園という、総て徳川時代の大名の作ったものの中で、私のつたない鑑識眼では兼六園が最も優れていると思う。今回訪れた時には池にはアオサギが魚を啄み、燕子花が群生していた。驚いたのは中国からの観光客の多さもしかり、聞きなれない言葉を話す東南アジアからのツアー団体客の多さである。それだけ東南アジアの人々も豊かになってきた証拠であろう。
 ちょうど、加賀百万石という徳川に次ぐ大大名だった前田家代々の至宝展示会が兼六園近くの県立美術館で開催されていた。そこでは、前田利家亡き後、幕府は隙あらばお家つぶしをと狙っていただけに、前田家の2代目、3代目等々は面従腹背をもとに、武力よりも藩内の芸術、文化に力を注ぎ、結果として明治維新に至るまで存続し、後世に残る職人の技術を残すことになった。今の金沢は太平洋戦争の時に米国からの爆撃を免れたという恩恵もあるが、やはり忍従し耐え忍んだ前田家の継続のたまものであろう。
 夜は2日間とも、久しぶりの牛筋を中心におでんを食べ満足した次第。おでん屋のママさんがいうことには「この新幹線が開通してから潤っているのは、海鮮丼屋とおでん屋」だという。特に海鮮丼関係のお店は行列を作って並んでいた。