猫跨ぎ句鑑賞に行く前に「舳先みな外つ国に向きコンブ刈る」の「外つ国」はロシアです。先日根室から貝殻島付近でのコンブ漁が解禁になり多数の漁船が一斉に出港して行きました。
ついでですが津軽海峡はこんなに狭いのに全てが日本の領海ではない事を最近知りました。本来は領海としての距離しかない所に特別に公海域を設けています。何故かと言うと米国の原子力潜水艦を航行させる為に取られた苦肉の策だとか。知らなかったとは言えロシア、中国、北朝鮮の潜水艦もスイスイ通っている事でしょう。
その海底の更に下を来春以降新幹線が通りますので宜しく。
猫跨ぎ句鑑賞
・法隆寺の何処も黒し青葡萄 ・・・赤と黒ではなく黒と青の対比に新鮮さを感じた。
・虹の環へ鳶鉄片のごとく舞ふ ・・・虹が円弧状から環になって天井にある所へ鳶が舞い上がって行く実にすがすがしい情景だ。鳶を鉄片のごとくと簡潔に表現した所が素晴らしい。特選。
・蒼空(あをぞら)の極みは黒しかき氷・・・蒼空の極みは黒しが良く判らなかった。
・夏潮や彫り跡深き百度石・・・お百度参りで触られる石がだんだんすり減って行くのに対し夏潮は変わらず満ち欠けを繰り返していると解釈した。
・眠られぬ夜明を飛んで時鳥・・・時鳥のイッペンカケタカを朝方一度も聞いた事がない。一度は聞いてみたいと思っている。夢でもいい。
・田水張り黄身盛り上がるハムエッグ・・・余程新鮮な卵とお見受けしました。
・二階より畳掃く音枇杷熟るる・・・最近は畳を掃く音とはとんと無縁になってしまった。二階の畳の部屋から枇杷のなっているのが窓越しに見える。枇杷の木は大きくなりすぎて日陰を作るから病人を出すと忌み嫌う人もいるが懐かしさが先に立った。準特選。
・行々子まだ鳴いてゐる行々子・・・オオヨシキリの警戒心の強さを上手く表現しているね。近くの川は清掃週間とか言って葦を刈り取る事があるので残念。
・浮き球の中の昏さや夏怒濤・・・浮き球の中の「昏さ」とは一体何を言わんとしているのかな。きっと怒濤の中を潜り抜けて来たどろどろした物なんだろうと勝手に想像を巡らさせて貰った。準特選。
・散水の虹を潜りて帰りけり・・・最近マラソン大会で散水している区間を作っているのを見た。熱中症には気をつけよう。
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