2015年10月25日日曜日

27. 10投句 ・・・猫跨ぎ

  関東地区は、今日が「木枯らし一号」とか。 木枯らしとは北よりの風速8m/s以上の風を言うらしい。しかしもう年末がそこへきたね。今年も早かった。
  昨日は恒例の神田古書まつりに行ってきた。いつもと同じ景色で、3~4冊何となく買って帰宅。もう余り触手は動かないなあ。気がついたことを一つ。いま東京で春画展をやっていて盛況らしい。週刊誌にも大々的に採り上げられている。古書まつりでふと女性の局所があらわな浮世絵が外のワゴンに陳列されていてちょっとびっくり。古書街ではこれは好事家のもので、一般の眼に曝すことはまずはなかった。時代というべきか。一旦タブーが破られるとあっという間だ。

今月の投句。
・野分して口漱ぐ水腥し  
・豊年やきらきら光る廃車の山  
・上野金秋ハンガリーの軽業師  
・秋潮の沖の暗さや湯の滾る  
・首塚てふ一塊の石冷ゆるなり  
・レモン一滴紅茶澄みゆく夜長かな  
・飛行機雲のはだらに消えて夏終はる  
・風見鶏どちらを向くも台風圏  
・宇宙塵落ちる無月の砂時計  
・天井低く茗荷たつぷり新豆腐  

2015年10月23日金曜日

27.10 仁句鑑賞・・・猫跨ぎ

旭化成の業務内容は多角的とは仄聞しているけれど。常総市の水害で一戸のへーベルハウスがびくともしなかったのは印象的だった。でも、基本的には材料製造業だよね。杭打ちのインチキまでは目が届かないよなあ。
とはいえ、だから地震ですぐ倒壊という訳でもない。すぐ白黒と識別したがるが、リスクを数値化できないのかね。なんでも立て替えというのは、余りに乱暴でもったいない。

さて27.10仁句鑑賞
 1.名月や枕の高さ替へてみる
この前のスーパームーンは流石だった。逸徳氏からいつもの案内を戴いたが。月光が丁度差し込む位置に顔があって、枕の高さでちょっと微調整ということかな。
2.また別の予定加わり大花野
新しい予定がこの花野行なのか、花野行のあとなのかちょっと訝しいが、まあいずれにしても大した用ではないのだろう。
3.秋雪やネクタイピンを留め直す
秋雪とは北海道季語だね。ちょっと気分を引き締めてということだろうが、ネクタイをする機会があるんだねえ。法事かな。
4.耳奥からころがり落ちて木の実かな
ちょっとシュールな内容だが、大きめの耳垢だったのかも知れない。
5.店の奥亀の子束子秋の雲
荒物屋の奥に、そうそうは売れないが、切らすと困る亀の子束子がぶら下がっている。でもこの道具は完成度が高いね。或る種の作業には欠かせないのでは。準特選
6.漏斗雲秋の大地を毟りけり
竜巻か。本場では風速100mを越え、牛も巻き上げるという。最近日本各地であるらしい。日本が亜熱帯化している徴だね。
7.指揮棒の水平となり湾の秋
指揮者がタクトを横にして一瞬止めた。湾の秋がいい。特選。
8.秋が居て幻日が居て一日かな
幻日とは太陽の両側に顕れる明るい部分。暈の一種だね。
9.立掛けた俎板の白秋陽かな
台所で、立て掛けてある俎の白さがことさら目についたというところ。秋は白。
10.とんぼうの動体視力谷地の奥
蜻蛉の群をここ千葉で久々にみた。久留里沿線の穭田で。谷地で蜻蛉に近づき、一瞬手を伸ばしたが、軽々と逃げられてしまう。動体視力は全くかなわないね。

2015年10月22日木曜日

ちょっと拘るけど・・    九州の熊

旭化成の屋台骨・・云々のはなし.。
2015年経営計画では。 総売上のうちケミカル・繊維事業部門の比率が45%、住宅・建材部門は32%、営業利益では、ケミカル・繊維が41%、住宅・建材38%。旭化成にとって住宅・建材はケミカル・繊維に次ぐ第2の柱事業なんです。社長をはじめ経営陣は今回の不祥事に対して相当の危機感をもっているとわたしは感じています。 ご指摘のように速やかにしかるべき対応をして健全な経営をとりもどしてほしいと強く願っています。少し時間がかかるだろうなぁ。



やれやれだなあ ・・・猫跨ぎ

  旭化成の社長は立場上謝罪しかないのかもしれないけれど、フォルクスワーゲンの排ガス不正問題とは全く性質が違うよね。本業とは全く関係のない、土木工事の手抜きと来てはねえ。しかもこれで終わりじゃなくて、これからどれだけ同様な事例が発覚するか・・・。気の毒と言うしかない。
    中国でビルが丸ごと倒壊したり、韓国では漢江の橋が崩れたり、これとは次元が大違いだが、土木では手抜きは凄まじいしっぺ返しを食う。とはいえ、程度はいろいろあれ、手抜きは常態化しているのも現実なんだろうなあ。
しかし本体の屋台骨云々はいささか大袈裟じゃないか。禍を転じて、と発展に繋げて欲しいね。これからの土木のスタンダードを作るというような。

2015年10月21日水曜日

函館通信2-37・・・熊さん・・・仁兵衛

九州の熊さん本当に御久し振りです。お互いに生きていましたね。
函館も既に霜が降り雪の到来を待つばかりの寒さになって来ました。
今年は山の木の実が不作なのか街中に羆が頻繁に現れているようです。

そんな羆に負けず九州の熊さんも頻繁に御登場下さいと云いたいところですが、
今回の旭化成の件何を申し上げれば良いのか言葉を探すのに苦労しています。
ラップ及びその原料樹脂の衛生問題で多くの旭化成の方と議論をし酒を酌み交わしてきた過去を思い起こしその真摯な態度を思い出すと今回の一件はただただ残念としか言い様がありません。

気を取り直して今月の十句宜しくご批評お願いいたします。

1.名月や枕の高さ替へてみる
2.また別の予定加わり大花野
3.秋雪やネクタイピンを留め直す
4.耳奥からころがり落ちて木の実かな
5.店の奥亀の子束子秋の雲
6.漏斗雲秋の大地を毟りけり
7.指揮棒の水平となり湾の秋
8.秋が居て幻日が居て一日かな
9.立掛けた俎板の白秋陽かな
10.とんぼうの動体視力谷地の奥

 





2015年10月20日火曜日

しばらくぶりのお出まし    九州の熊

先日からせぶり山でクマ出没か?という記事が新聞にのっていた。九州の熊は絶滅したと宣言されてから何十年かがたちこれは一大事、ということらしい。いやいや本物の動物はいざしらず人間の熊はまだ健在ですぞ!だれも気にかけてくれないけど・・。

旭化成の屋台骨が傾きかけている。いまは完全に社外のひとになっているので詳しい情報が入ってこないのがもどかしい。実際に工事の現場を仕切っている者がどんな理由かはわからないけど信じられないような所業を仕出かしてしまったらしい。いまになって”あらしまった”となきべそをかいても時間を逆転させることは不可能。全部のうみを出し尽くして事業の再生に命を懸けて再出発してほしいと願うばかり。 本日の社長(及び事業会社の社長)の記者会見の様子は痛々しい。社長がなみだを拭く画面がチラッと写ったが本心の悔悟の念と社員の心情を気遣う悔し涙であったことだろう。私自身も多少うるうるした。

それに引き換え・・・。
小渕元経産相の不正経理謝罪会見のなんと軽薄であることか。平然とした表情で”世間をお騒がせしたことをお詫びいたします”と述べておしまい。心底の反省のかけらもみられない。これが政治の世界なのよ、と言わんばかりのすまし顔がにくい。

台風24、25号が南海上で日本列島を窺っている。台風というのは本体に襲撃されるのが怖いのは確かだけど本体に連なる雲と湿気の多い暖気の影響が厄介者だ。おまけに今回のものは進行速度が遅いのが困る。ぐずぐずしないで早く偏西風にのって遠ざかっていけ。ここ数日の当地の日中最高気温は25~27度くらいになっている。本格的な寒さを迎えようとしている北海道の気候がやけに懐かしく感じる昨今です。

2015年10月4日日曜日

人生巡り合わせで ・・・猫跨ぎ

  そうか、皆さんそれぞれ忙しそうだね。他人事みたいな言い方になるが、人生巡り合わせで、火を吹くような多忙な時がある。せいぜい後悔の無いようにして貰いたい。先般の安保法制の話については噛みつかれることを待っていよう。
しかしようやく気候が安定してきたようだね。松山の芝不器男記念館でも行ってこようかな。 

2015年10月2日金曜日

すまん すまん・・・・逸徳

お師匠の投稿にかみつきたいと思っていたら、79になって、老人療養病院に入れていたたった一人の兄が、病気でさらに総合病院に移した。兄は家族がいない。つまり肉親はおいら一人で、しかも認知症が出始めている。したがっていろんなことが全部おいらにくる。もうてんやわんやで、酒の量が増えた。とにかくだ、死ぬということは大仕事なんだな、これが。この年になると、死ぬというのは何も感じなくなってきた。

というわけで、お二人の作品にもいろんな感想があるが、ちゃんと見ているけれども、リアクションする余裕がない。で、ちっとまってくれ。

この政治情勢だと、おいらの想像だが、褌子氏はいそがしいのではないかな。 あの人ふんずけても死なないから、心配はないと思っている。で、16日いけるかどうかわからなくなった。秋の旅行はぜひ再開してください。 地球の裏側でもいくぜ。 ちと落ち着いたら、山梨のワインを飲んで、ミレーの晩鐘を見にいってこようかと思っている。

函館通信2-36・・・トワエモア・・・仁兵衛

 10月に入った。今日も北海道北部に強い低気圧が居座って函館でも雨はないものの冷たく強い風が吹き通しである。既に暖房を点け始めた家庭も多いいのではないだろうか。
 海岸を車で通った、「今はもう秋、誰もいない海・・」トワエモアの曲が頭をよぎるその秋は一挙に通りこされてしまいそうだ。しかし、港の観光地は国慶節の爆買いの人達の元気な?大きな?声で一段の賑わいを呈している。
 
 褌子さん、どうして居られるのかな。このブログの総元締めが2月に筆を置いてから8カ月が経った。誰も居ない海にはしたくない。細々となけなしの頭で書き続けている者をじっと横で観察されているのも気味の悪いことだと感じている。中国語でなくていい何か日本語で吠えてくれ。そうではなく全く何か書けぬ事情があるなら仕方ないと諦めるが・・・。(その時は御免)

 猫跨ぎ句鑑賞

・葛切やならまち坂道昼下り・・・暑い奈良で上品な冷えた甘味を食べている。中七にリズム感があって気持ち良し。
・夏の夜の鹿の眠れる地の湿り・・・鹿も犬と同様暑い夜は地面を少しでも掘って温度の低い所を探すのだろうね。下五の締りがいいね。
・飴売も灯籠の夜のひとりなる・・・飴売りの出てる御祭なんだろうか、いや灯籠が寺か神社の門前にありその前に老舗の飴屋があるのかな。そして下五のひとりなるでますます謎が深まってゆく。
・ほそみちの築地(ついぢ)の崩れ菊畑・・・ほそみち、築地の崩れ等は北国にはなかなか見付けられない素材だ。平安時代であれば崩れから芳しき菊姫が垣間見えたかもしれない。特選。
・みんみんに大和訛の徴あり・・・「徴」、しるしと読んでいいかな。蝉の鳴き声に訛りがありそうだという発想には賛成だね。
・秋晴の鴉は高く帰りけり・・・当方も鴉が多くその秋の挙動は類似してます。
・いつの間にひぐらしは止み伎藝天・・・この天女ひぐらしが止むまで何処で遊んで来たのかな。
・町へ出ぬ道かも知れず夏薊・・・この薊は道しるべとはならないのか。町に出なければ何処へ出ようとしてるんだろう。不安の掻き立たせ方が面白かった。準特選。
・青柿やひとつの思想地面に落ち・・・青柿が落ちるのは自然だが思想は時間軸に沿ってただ少しの変化しかしない様に私には思えるのだが。
・しらじらと貝殻の過去いなびかり・・・上五のしらじらとはどう捉えれば良いのか判らなかった。