フローリーやポーリング、ムーアなど懐かしい名前がならんだなあ。あれから50年以上過ぎた。実は退職間際に、教え子がふたり続けて北大と東北大に受かったことがある。その時に、もう使うことはないなあと思い、こういった専門書を二人にプレゼントした。捨ててしまうよりは、二人とも理系だし、もう古典的名著とはいえ、生かしてもらうのがいいと思ったのである。北大にいった男は、たまたま入った学生寮(北20条ぐらいにあったらしい)がキリスト教系で、そのままキリスト教のシンパになった。まじめな男で先年山口県で結婚式を挙げた時は何か北大のOB会みたいになり、新幹線の切符を送るからと招待してくれた。いい男子だ。今は若い奥さんとともにアメリカに派遣されている。で、面白いのが東北大の工学部にいった男子だ。それが、入学してから半年ぐらいでメールが来た。なんだとおもったら、「先生からいただいた量子力学の本に3万円挟まっていた」というのである。これ、量子力学ならまずうちの奥さんはあけることはないだろうと、おいらがへそくりを挟んでいたのをすっかり忘れていたからである。「現金書留で返す」というので「とんでもない。ふつうの封筒で返してくれ。そんなのが来たらへそくりだったのが奥さんにばれる」とあわてて返信したのを覚えている。まだ、何か所か本の間に、へそくりがあるのだが、老化現象でどの本か忘れかけている。
死に際に息子に言うとするか。おいらが死んでから、本を全部ひっくり返してさがさせるのもおもしろい。ぶーぶーいうだろうなあ。ざまーみろ。
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