2015年4月13日月曜日

27.4 ほろほろ会東京散歩・・・猫跨ぎ

先日のほろほろ例会で恒例の東京散歩のことを備忘としてちょっと書いておこう。前後の雨続きの天気が、この日ばかりは計ったような好天でまことに散歩日和。
     まずブリヂストン美術館。ブリヂストンといえば石橋正二郎の創設したブリジストンタイヤ。典型的な立志伝の人物。こうして一から事業を起こし、日本の資本主義の成長とぴったり歩調があって成功すると、凄まじい財力をもつことの証左なんだろう。
  それを投じて集めた内外の名画、彫刻がなるほど目白押し。教科書に載っていた絵画がぞろぞろ出てくる。
青木繁の「海の幸」なんかは勇壮でいい。あと、同じく青木の「わだつみのいろこの宮」。藤島武二、黒田清輝。
なんだか、登り坂だった明治の香りがプンプン匂う。精神分裂気味の現代美術は、それから随分遠くへ来てしまったものだ。
あと、ヨーロッパの印象派の有名どころ、ピカソ、マチスの現代絵画。彫刻。ずいぶん幅広く収集したものだと改めて感心した。ある種の使命感があったのではないかな。
     そして、伝馬町牢屋敷跡である十思公園。「時の鐘」があって、鳴らされるとともに処刑が執行されたとか。
「身はたとへ 武蔵の野辺に朽ちるとも 留め置かまし大和魂」の吉田松陰の辞世の走り書きが、碑になっている。これは弟子達宛で、家族には「親思ふ 心にまさる 親心 けふのおとずれ 何ときくらん」を遺した。
牢屋の何分の一かの模型が陳列されていた。ふと思ったが、この前新聞に載っていた、イスラム国の人質を収容していた場所の見取り図によく似ている。例の後藤さん達が閉じこめられていたところ。江戸の牢では辞世を書かせて遺す配慮があったが、イスラム国では、身代金取れずば、委細構わず首を刎ねるのみだ。

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