2015年11月27日金曜日

27.11仁句鑑賞・・・猫跨ぎ

荒々しい世の中になってきた。トルコがロシア機を撃墜したことで、単純な二元論で片付く状況では全然ないことが露わになった。サイクス・ピコ協定(1915年)なんて昔話に戻らないと説明出来ないようだ。冷戦が終わって歴史は終わる、どころか戦国時代(帝国主義)に舞い戻ったね、完全に。もう年寄りの出る幕ではないな。
逸徳氏の昼酒の習慣はいかんねえ。飲まざるを得ないか。

27.11仁句鑑賞と行きましょう。
1.丁寧に魚捌いて文化の日
  文化の日は、十一月三日、我々の二回り位上の先輩は天長節と呼び、それなりに目出度かった。戦後は自由と平和を愛し、文化をすすめる国民の祝日。何やらくすぐったく、従って皮肉っぽい句が多い。これは比較的真面目。作者の人柄が出ている。
2.抽斗に明日までだと秋しまふ
立冬は十一月七、八日。つまりその前日までは一応秋だ。掲句は、いまは秋。秋のあれこれを明日までだなと思いながら見ている風景。季節感がとみに薄くなってきたこのごろ、さて、しまう秋って何だろう。
3.消印の読めぬ葉書や片時雨
片時雨。季語っていう世界は実に精妙だね。いっかなすっきりしない心象も表している。その上消印も良く読めぬ。カフカの小説みたいだ。特選。
4.路線バス乗り込んで来た冬支度
バスにおかみさんが乗り込んできた。冬支度に余念がない。言葉も服装も。準特選。
5.アフリカの人の後に菊花展
スーパーなんかでも、いろんな国籍の人が普通に買い物している時代になった。菊花展なんかにも。
6.鯛焼を割ってバリから頬ばりぬ
割ったら剥き出しの餡から食べないと落っこちてしまうと思うが。バリを囓る余裕はないのでは?
7.玉砂利の音は聞へず神の留守
神も参詣人も不在ということかな。森閑とした風景か。
8.立飲みのコップ酒干し三の酉
今年は三の酉(11月29日)まである。この適度に格式があって飾らない庶民の習慣はいいね。
9.小六月宅配スーパー曲替る
宅配に来るとき音楽を流す?めずらしいね。注文も取るのかな。でも宅配なら、人集めすることもないと思うけれど。
10.冬晴れや省線電車に押し屋ゐて
この頃の東京は全く知らない。昔のニュース映画で見るね。押し屋の次に剥がし屋というのが出現したとか。

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