2015年1月31日土曜日

ピケティ『21世紀の資本』      ・・・褌子

 今朝のNHK「ニュース深読み」はピケティ『21世紀の資本』の「資本収益率>経済成長率」のピケティの実証をつかって議論。>が逆の、<、になったことがあるのは、世界大恐慌や大戦で富裕層の資産が崩壊したときだけというのになるほどと思った。あとの200年の資本主義国ではすべて富裕層の資産は常に経済成長率を上まわって格差は開くばかり。アメリカは上位1%で全国民の17.4%。イギリスは1%が14.7%、日本でも9.5%をしめているという。けっきょく経済にまかせていてはだめ、政治が国際的に連帯して富裕層に課税(本当は累進総合課税)すべきだとピケティがいっていると紹介。(安倍政権はまさに政治が大企業大資産家を徹底的に優遇する政策を強行しているのだが、番組ではもちろんそんなことはいわない)
 番組中、経済成長率をあげさえすればよいというのではアベノミクスの単純な応援になりかねないし、大企業の膨大な内部留保問題にはふれない、大資産家からのトリクルダウンへの幻想もみられた。さらに新自由主義(市場原理主義)を代弁している政治家が格差拡大を強行していることにはNHKだから全くふれることはなかった。しかし、年収1000万と年収200万の家庭に生まれた両方の子どもの進学、就職、結婚、老後の格差まで人生スゴロクをつかっての説明はわかりやすく、NHKも格差問題にまじめに向き合ったいい番組であった。ピケティの本は6000円くらいするそうで私はまだ買ったことも読んだこともない。

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