温暖化か寒冷化かはずっと論争がつづいているね。現在只今は、全体に平均気温は上がっている。北極航路なんかも実現の一歩手前なのもその現れだろう。だがスパンを長く取って良く見れば、寒冷化は実は始まっていると言う人もいる。アメリカは全体に寒冷化をいう学者が多いらしい。温暖化といえば、CO2排出規制に繋がるから嫌うという思惑もある。
さて、仁句鑑賞。
・ 一月やアメヤ横丁のしゃくり声
年末の大繁盛と打って変わって、やや淋しげな一月のアメ横。店の男たちは半分ヤケになって声を張り上げている様かな。しゃくり声がいまいち判らないけど。
・ 明の春序の口探す天眼鏡
番付の序の口の力士を俗に虫眼鏡という。字が小さくてそうしないと読めない。通に言わせると幕下以下が面白いと早くから国技館に行くらしい。そして青田刈りよろしく未来の大器を期待して贔屓力士を見つける。そんな風景か。天眼鏡より虫眼鏡がいいのでは。
・ 両の手で掬へぬものか冬銀河
少年の詩心に戻ったのかな。ややもすれば熊手と言い出しかねないが、そんなこと俳人は言わない。準特選。
・ 春近し探す間もなき孫の劇
これも大意はわかるが、「探す間もなき」が何か。
・ 天辺で冬終りそう観覧車
観覧車がゆっくり廻って天辺にゆく頃、冬は終わっているのではないか、そんな願いを込めて眺めている。面白い。特選。
・ 大寒や耀変天目煌めきて
耀変とは天目茶碗で最高のもの。国宝の一品を見たことがある。こちらは鑑賞眼がないからへーと言うしかない。大寒と響き合うが、そういうことで実感がない。
・ 冬の蠅家族となりて寛げり
暖房の効いた部屋で弱々しく飛んでいる冬の蝿。勿論、越冬したのだろう。生きること、生き抜くことは、大変だ。
・ ざら紙に春の言伝置かれけり
ざら紙の上の春の言伝とは何だろう。もう少し伏線が欲しい。
・ 初電話白内障の保護眼鏡
保護眼鏡とは術後の目をほこりや紫外線から保護する眼鏡。ということは白内障の手術をしたようですね。私の周囲でも年に二度ほど聞く。初電話でそんな報告とかが話題になったか。
・ ベーゴマや春を迎へにチチチのチィー
子供の頃のベーゴマ話をよく聞くが、私の故郷には実は無かった。きっと布の上でベーゴマを回すときの音かな。春といえばすぐ思い出す音なのだろう。
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