熊さん、タイトルを書き忘れるなどは、ドジに入りません。私は年中、捜し物をしている。人生の三分の一は寝て、三分の一は捜し物だときいているからあまり心配していないが。
なんとなく新年になってしまった。忘れないうちに本年のおおまかな計画をしたためることにする。
小倉さんから年賀状やめたというメール。私も今年こそやめようと思ったが女房に強要されて、郷里の佐渡関係の兄姉に六枚だけ書いてしまった。いただいた賀状の三分の一くらいはペタンとハンコですませたものだったが、なかには細字でびっしりと来し方の思いをつづった面白い読ませるものがあった。
年末30日に房総の大福山という低い山に登り、養老渓谷の氷柱つららをみにいった。延々と崖が続き壁面に茂ったコケやシダをポタポタとわき水が落ちていて、冬季には凍るのである。が、気温が高くて氷柱ができていなかった。日本海側の雪国には申し訳ないが、小春日和の房州の山々は冬がいちばん快適。(夏は山ヒルやヤブ蚊がひどい) 大福山の山頂からは九十九谷(ツクモダニ)を眺める。東山魁夷の例の絵の光景である。このハイキングに一緒にいった女性と7月にアメリカのマウント・レーニエに登る約束をしてしまった。彼女はボルネオのキナバルにも二泊三日で登頂した体力の持ち主だが、私は昨年、キナバル4095メートルの雄大な山容をふもとから眺めるだけで帰ってきた。彼女は独身女性だが、女房も一緒に行くのでご安心願いたい。
年末の忘年会で意気投合したある女性と9月はじめには岩手県北の松川温泉の白濁湯につかり衣笠草という素晴らしい山草をみに山に分け入り、そのあと山形の米沢に古代文字の衣類、つまり昔の旧家の土蔵などから出てくる古文書を裂いて織る古代布を見に行こうと約束してしまった。これにも女房が同道するのでご安心を。
内モンゴル出身の中国人留学生が中国残留日本人孤児の実態を調査し立派な卒論にまとめた。いま千葉県内の残留孤児(孤児といっても70才をはるかに超している)たちの旧満州での過酷な体験の聞き書き(オーラル・ヒストリーというらしい)をしており、彼女に通訳をしてもらっている。旧満州と内モンゴルは発音がちかいのでよくききとれる。彼女はある大学の大学院に進学予定だが、内モンゴルに帰国するときには、私もついていって、モンゴルの大平原のパオに宿泊して満天の星をみたいと思っているが、これはいつ実現するかわからない。
あと大型の旅行は、ほろほろ会の九州旅行の再挑戦か。
読書は中里介山『大菩薩峠』を読み出した。全部で27巻あって世界で一番長い小説だそうだが筑摩書房から20冊の文庫本がでている。いま二冊めにとりかかったところ。『資本論』は人生で四度目くらいの挑戦になるのだが、いま不破哲三『資本論はどのように形成されたか― マルクスによる経済学変革の道程をたどる』を読んで大著読破の助走をしているところ。
それではみなさん、本年もよろしくお願い申しあげます。
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