2015年5月25日月曜日

27.5投句・・・猫跨ぎ

  今週末、伊良湖岬からその先の神島へ行く予定。神島とは、三島由紀夫の「潮騒」の舞台となったところ。というわけで「潮騒」を急遽読んだ。三島作品としてはまことに異例な内容。健康的でハッピーエンド。ギリシャの小説「ダフニスとクロエ」をモデルにしたとか。映画が有名だ。今の人は三浦友和/山口百恵だが、我々の世代は、久保明/青山京子だね。浜田光夫/吉永小百合もあったな。

さて、今月の十句。
・鏡拭きゐて花冷えの空を見ず  
・ヒマラヤサクラ高きを揺らす涅槃かな
・永き日の猫居るロシア領事館  
・無蓋車はトンネルに入り鳥雲に  
・祇王寺の方より来たる春の闇  
・瞑る目に初蝶の影一瞬  
・金平糖にほどほどの自我おぼろの夜  
・訛りなき奈良のことばや軒簾  
・金星や蛇寝静まる森の上  
・二の腕に種痘の跡の夏はじめ 

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