2016年4月23日土曜日

28.4仁句鑑賞 ・・・猫跨ぎ

熊本の大地震。震度7(これ以上がないらしい)が続けて二度とは聞いたことがない。とにかく気の毒というしかない。いつも思うけど、学者の解説は頼りない。後講釈ばかり。この先予想は出来ませんと今度ばかりは降参してしまった。それが地震学のレベルなんだろうけれど。おなじ大地震のエクアドルでは暴動略奪が頻発とか。日本のこの整然とした秩序はいい。民度って差別用語かも知れないが。思わず出てしまう。

さて仁句鑑賞
1.海峡を戦ぎて渡る花だより
花だよりが戦いで渡ってくる―誇張されているが、それだけ待ちかねたということで。特選
2.葉脈の硬さ歯に触れ桜餅
桜餅用の葉は何処か忘れたが一箇所で大半を産しているらしい。塩味に漬け込んでいるが、葉脈が硬い箇所があったのかな。それが気になるとは、歯の調子があまりよろしくない?
3.春の風追ひも向ひもなかりけり
追い風でも向かい風でもいい。待ちかねた春の風というところ。
4.体操の伴奏聞ゆ初燕
近くの学校から風に乗ってラジオ体操の音楽が流れてきた。燕が巣作りに余念がない。顔の高さに飛翔してくる燕。春を実感する瞬間。
5.鳥雲に増えつづけたる無人駅
定期の乗客が女子高生一人。しかし僻地好みの観光客がわんさという駅の噂を聞いたけれど、やはり閉鎖とか。その前の無人化も時の流れだね。寂しいかぎり。
6.清明や光の音する遺跡群
二十四節気の清明。遺跡も光りあふれというところ。光の音に驚きと工夫がある。 準特選
7.春に抗ひてもバスに客一人
春の催しがあるのかな。看板は囃し立てるが、バスの客は一人。
8.黒土に声掛けられて北辛夷
北海道の春の実感は雪氷が融けて顔を出す黒土。北辛夷ってあるんだね。知らなかった。早く花をつけてくれ、と。
9.文明の利器捨て去りて花見かな
車を駐車場において、しばらくは徒歩。そして桜が見えてきた。
10.リハビリの歩幅拡がり春の海
 よかったね。春の海がたゆたっている。

0 件のコメント:

コメントを投稿