雑木林で山繭(やままゆ)を見つけた。
クヌギの小枝の先にひっかかって寒風に揺れているようにみえたが、手にとってみたら、しっかりと何重にも結わえ付けられていた。(写真)
カイコの白い繭よりも大きく黄緑がかっている。むろんサナギが羽化して山繭蛾(やままゆガ)が繭を食い破って出て行った穴が残っていた。
山繭をつくるカイコは天蚕(てんさん)、山蚕(やまこ)ともいい、昔、山繭蛾を飼って、この山繭から織物をつくったこともあったのだそうだ。繭1つから700mちかくも糸がとれるが繊維が太く、光沢に富み丈夫でしなやかで、「繊維のダイヤモンド」といわれた贅沢品。
日本の養蚕の歴史は日本書紀にでてくるように古い。稲作伝来のあとの2500年くらい前の弥生時代前期に中国から伝来した技術らしい。
人類の養蚕の歴史は今から5,000~6,000年も前のこと中国の黄河や揚子江流域で野生のクワコ(カイコの祖先)を家畜化したのがはじまりといわれている。
虫を「家畜化」というのがなんとなく可笑しい。家畜というとつい、牛や豚、ニワトリを・・・。

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