吹雪のサンクト=ペテルブルグを駆け足観光。
ペテルブルグ(ペテログラード)とはペテロやピョートルのまちという意味。バルト海への出口ネヴァ河の河口の沼沢地にピョートル大帝がつくった要塞都市がヨーロッパ屈指の壮麗な都市に発展した。
ちょうど百年前のロシア十月革命発祥の地。ソ連時代はレーニングラードといわれ、独ソ戦でドイツ軍に900日包囲され60万の市民が餓死したが、ついに降伏することがなかった。この「英雄都市」もソ連崩壊で元の名前の「ピョートルのまち」に戻った。1703年建設開始だからモスクワのような古都ではない。モスクワが京都だとすると開府400年の東京を「道灌ブルグ」とか「徳川グラード」とか呼ぶようなものか。 (ノヴァゴロドやウクライナの首都であるキエフは奈良か)
女帝エカテリーナ2世の冬宮だったエルミタージュはフランス語で「隠居所」という意味なのだそうだ。ロシアの大地を這いずる民衆のうめき声を通奏低音に、目をうばうばかりの華麗な大宮殿を歩く。ドイツ軍の包囲に市民は名画や宝物を地下に埋めて守りぬき宮殿も危うく爆撃をまぬがれたという。ナポレオンもモスクワを焼いたがペテルブルグには手をつけなかった。
ドストエフスキーも通ったというロシア正教の教会があって道をはさんで「ホテル・ドストエフスキーДостоевский」という小さなホテルに今、泊まっている。ここのレストランの名前が何と『罪と罰』の「ラスコーリニコフ」というのだから「漱石」旅館の「三四郎」食堂みたいもの (^^)
ロシア語の妙な33個のアルファベットはキリル文字というのだそうだ。キリル文字はギリシャ文字やラテン文字の親類筋だそうで私には無論ちんぷんかんぷん。
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