おふた方への批評など畏れ多く・・・・で、印象に残った野良犬の遠吠えみたいなコメントを。
お師匠句 6月作品の中から
・虹の環へ鳶鉄片のごとく舞ふ
・蒼空(あをぞら)の極みは黒しかき氷
・夏潮や彫り跡深き百度石
・眠られぬ夜明を飛んで時鳥
・散水の虹を潜りて帰りけり
最初の3句がなんで心に残ったか、しばらく考えていたが、よくわからん。ただ、はかないものや
一瞬のきらめきをみせて消えていくものと、確固とした手ごたえのある存在、永遠、動かないものとの対照が面白いという印象がつよい。虹に対して鳶は鉄片なんだな。消えていく虹に対して、そこに存在し続ける手ごたえ。しかもこの鉄片決して落ちてこないんだ。命を感じる。碧空の極みの黒はどう考えても宇宙だろう。光太郎が空を宇宙の底と表現したのを思い出す。夏潮は繰り返し繰り返し、この世の始まりからどどろき打ち寄せてきた。それにくらべりゃ百度石のへこみも相対化される。一瞬なのである。
眠れぬ夜もあるんだなあ、おいらも時々そうなる。単なる加齢だろうが、まあ疲れがとれないので、医者に導眠剤を処方してもらう。レンドルミンというやつ。でも目がさめる。そこに時鳥か。なんとなく、残り時間を感じて、寝てなんかいれんと思ったりする。うーん、ジタバタしているなあ。
最後の句、いいなあ。夏空の広がりの中の一瞬の美しさ、なんていっている間もない一瞬だ。で作者はそれをくぐって帰っていくのだなあ。 帰るという言葉の、懐かしさやあまずっぱさと虹の対比がいい。ほっとする。特選
仁ちゃん句で心に残ったのから
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