PCの容量を自分で拡張したらWINDOWS10になりますよとのお誘いに乗ってしまった。後に戻れない。困った事が次々に生じて来て悪戦苦闘している。その一つ漢字辞書が何処に隠れてしまったのか探せないでいた。例えば霾ぐもりの霾、伎藝天の藝など・・・単漢字からやっと探し出せたが先が思いやられる。
さて三月の猫跨ぎさんの句の鑑賞と行こう。先ず十句中に三句甘いお菓子が詠まれているのに気が付いた。作者は余程甘い和菓子がお好きと思われる。
・うぐひす餅の粉の零れる昼下り・・・昼にうぐいす餅
・夕東風やみたらし団子一本づつ・・・夕方にみたらし団子
・板の間の黒きひかりや蓬餅 ・・・(無理矢理に)夕食後に蓬餅
これだけ食べられるのは平和の証し、但し糖尿には気おつけて下さい。
・丸善地階耳掻を買ふ春日かな・・・耳掻きなぞどこで買っても同じだと思うのだが丸善地階に拘った作者の心情はいかなるものなのだろうか。のほほんとした何処かユーモアのある点に魅かれた。季語の選択もぴったりとしている。特選。
・修二会果て天平の闇降りてきし・・・何時も乍らの作者の歴史洞察に感心させられる。中七の天平の闇の出現で句の拡がりが俄然広くなっているのがいい。準特選。
・受験子の首一つ出て夕雑踏・・・入試がやっと終わった受験生の首に安堵感が感じられる。北国では未だ寒いからネックウォーマーでもしないと風邪を引くぞ。
・立て掛けし大根転ぶ霾ぐもり・・・黄砂が来てる時に大根が立てかけてある光景はあまりお目に掛かれない。
・春泥を来てほの暗き伎藝天・・・何か伎芸天の艶めかしさを感じる。
・鉄柵の冷たさ透る皮手套・・・鉄柵の冷たさは何を象徴しているのだろうか。
・体内に昨日の旱冬薔薇・・・二十年位前の冬、仕事で中国の田舎に出向いた時蕾のままの冬薔薇を見つけた。前夜先方が開いて呉れた歓迎会の白酒の臭いが戻って来た。懐かしさが先に立ってしまった。
追記、「春疾風唇歯の間取り持たず」は古い仲の良い友人が関西で車椅子生活をしている。症状がさらに悪くなって来ているとの情報は入ったのだが自分ではどうしてもやれずその苛立ちを疾風に入れて詠んだ。解らなくて当然だと思う。自分の日記にだけ書いておくべき句だったな。
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