松本清張作品は七百以上もあるというが代表作は『砂の器』(1960年)かもしれない。
野村芳太郎監督『砂の器』(1974年)を早朝映画館で観た。
原作は20年くらい間をはさんで二回読んだことがあり、あらすじは知っていても加藤剛や緒形拳など俳優がみな若くて映像化された旧い作品は原作とまたちがう味わいがある。美しい山村風景がでてきて、あの村々は撮影時から40年以上たって過疎で今はどうなっているかと思った。
「カメダのほうは・・」と犯人らしき男と被害者が東北訛りで話しているのをトリスバーでホステスが耳にしただけというのがたった一つの手がかり。秋田の亀田に飛んだ刑事も無駄足をふむ。ところが山陰の奥出雲に語尾が消える東北弁みたいな発音するところがあるとききこんだ刑事がここに亀嵩(かめだか)という地名を発見するのである。(こういうところが清張作品の醍醐味)
そして石川県の集落から男の子を連れてハンセン氏病の父親が追われるように山陰へと旅に出て行ったまま帰ってこなかったという事実をつきとめる・・。
映画の最後の字幕に、業病だと誤解されてきた「ハンセン氏病は、医学の進歩により特効薬もあり現在では完全に回復し社会復帰が続いている。それを拒むものはまだ根強く残っている非科学的な偏見と差別のみであり、本浦千代吉のような患者はもうどこにもいない」とでるが、これは全国ハンセン病療養所入所者協議会の映画会社松竹への強い申し入れによるものだということも知った。5回もテレビドラマになったのだそうだが観た記憶がない。
以下、余談になるが、
執念で犯人をつきとめる丹波哲郎と新米刑事の森田健作がいいコンビを演じている。しかし、丹波は大霊界とか妙なものを晩年はじめたし、森田は日本会議に入って千葉県の右翼知事になってしまった。
野村芳太郎監督『砂の器』(1974年)を早朝映画館で観た。
原作は20年くらい間をはさんで二回読んだことがあり、あらすじは知っていても加藤剛や緒形拳など俳優がみな若くて映像化された旧い作品は原作とまたちがう味わいがある。美しい山村風景がでてきて、あの村々は撮影時から40年以上たって過疎で今はどうなっているかと思った。
「カメダのほうは・・」と犯人らしき男と被害者が東北訛りで話しているのをトリスバーでホステスが耳にしただけというのがたった一つの手がかり。秋田の亀田に飛んだ刑事も無駄足をふむ。ところが山陰の奥出雲に語尾が消える東北弁みたいな発音するところがあるとききこんだ刑事がここに亀嵩(かめだか)という地名を発見するのである。(こういうところが清張作品の醍醐味)
そして石川県の集落から男の子を連れてハンセン氏病の父親が追われるように山陰へと旅に出て行ったまま帰ってこなかったという事実をつきとめる・・。
映画の最後の字幕に、業病だと誤解されてきた「ハンセン氏病は、医学の進歩により特効薬もあり現在では完全に回復し社会復帰が続いている。それを拒むものはまだ根強く残っている非科学的な偏見と差別のみであり、本浦千代吉のような患者はもうどこにもいない」とでるが、これは全国ハンセン病療養所入所者協議会の映画会社松竹への強い申し入れによるものだということも知った。5回もテレビドラマになったのだそうだが観た記憶がない。
以下、余談になるが、
執念で犯人をつきとめる丹波哲郎と新米刑事の森田健作がいいコンビを演じている。しかし、丹波は大霊界とか妙なものを晩年はじめたし、森田は日本会議に入って千葉県の右翼知事になってしまった。

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