『ぼくはこうやって詩を書いてきた。谷川俊太郎、詩と人生を語る』(ナナロク社)が面白かった。
谷川俊太郎ことし85才。半世紀以上にわたる詩の数々を紹介しながら創作の変遷、名詩誕生の裏側、両親の素顔、三度の離婚の楽屋裏など人生のあれこれが正直に語りつくされ楽しい。
もう一冊。これは先日のほろほろ会の旅行で松山の子規記念館で買ったばかりの本。
『語る兜太 わが俳句人生 金子兜太』(岩波書店)はことし95才の俳人が縦横無尽に語って憲法九条への熱い思いもでてくる。
とくに氏が実践中の立禅が面白い。
自分の人生でお世話になったひと、戦死した学友、尊敬するひとなど順番を間違えないように百人くらいの名前を毎日一度は心中ぶつぶつ唱えるのである。熊谷の自宅から電車で東京の選句会に通うときなどこの立禅は特効があるそうだ。「電車に乗るときはバカものがたくさん乗ってるわいとつい思っても、東京駅で降りるときに、みんないい人ばかりだった(笑)」と雑念が消えると言う話しに笑ってしまった。
わたしも、いまの瞬間も世界のどこかで戦火で親を亡くしたこどもたちがいると思うと辛い。そしてアベ首相のウソにストレスがたまる今日このごろ。もうすこし、まいにち安心立命の境地で世の中よくしようと微力をつくせないものか・・・。そうだ、立禅やってみようかなと思った。
兜太自選百句から
おおかみに蛍が一つ付いていた
原爆許すまじ蟹かつかつと瓦礫歩む
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