2016年11月20日日曜日
記憶と忘却 ・・ 褌子
個人的体験の記憶はだいたい30年で消えるのが相場だそうだ。地域全体の記憶というものは世代交代するから60年で忘れ去られるといわれる。
戦後70年を過ぎて戦争の記憶をもつ人が少なくなるころに権力者は次の戦争準備を始めるし、関東大震災から90年以上もたてば次の大震災は確実に迫っているのに東京には高層ビルが林立しヒト、ヒトであふれかえり、権力者は地震列島に立つ54もの原発再稼働に余念がない。
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千葉県の太平洋に面する九十九里浜の広大な平野の中心に茂原市がある。ここに鷲山寺(じゅせんじ)という古刹があって、山門のそばに元禄大地震(1703年)で九十九里浜が大津波で襲われ、数千名の犠牲者がでたという慰霊塔がたっていて、不意に襲ってくる大自然の天変地異をひとびとに警告しつづけている。(写真)
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次は「にほん昔話」だったかの記憶だが。
ある島で魚をとって幸せに村人が暮らしていた。島の真ん中に氏神様をまつる山がある。ここの狛犬には「狛犬の目が赤くなると村を不幸が襲うので氏神様へ避難せよ」という言い伝えがある。
ところがこの平和な島を海賊が襲って住みついてしまうのである。狛犬の目もそのまま。村の悲嘆はいかばかりか。
海賊が狛犬の話を耳にして、村人をおどかしてやろうと狛犬の目をいたずらに赤くぬりつぶしてしまう。氏神様に遊びにきたこどもたちが狛犬の赤い目を発見。
「たいへんだーっ!」とこどもたちが村に急報すると人々は大騒ぎ。げらげら笑う海賊をしりめに、村人ぜんぶが長い石段をのぼって氏神様に避難するやいなや大地鳴動、大津波が襲って海賊どもは溺れてしまうのだ。
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