逸徳氏の語りを聞かされたなあ。俳句は(俳句に限らないが)一旦作者から離れてしまえば、読み手のものでもあるから、如何様にも味わえばいい。心象まで深く入り込むとは作者冥利につきるだろうね。
作り手は平均的な読者を想定しているから、判らせる仕掛けは工夫する。作りながら読者の目でしょっちゅう見直す。
砕氷船の句は、ガリンコ号なる存在は全く知らなかった。だから、私は想定外の読者というしかない。黒い犬の句は、私は手も足も出なかった。これについては作者解題にあるように作者も承知の上だろう。
まあ逸徳氏も、自句を披露してはどう?構えず自然体でやってはどうか。とにかく歳時記は買った方がいい。
遅くなったけれど、今月の作品。
・冬銀河フォッサマグナの軋みたる
・崩れたる成人の日の焼林檎
・松籟に遅れマントの翻る
・恵方巻てふ哀しきかたち冬終はる
・探梅や防災公園鎮魂碑
・遠い約束冬の雨降り止まず
・戦争は直線多しいかのぼり
・日脚伸ぶ竹林遠くで空爆
・裏返す夜のレコード雪催
・体内にいつも風吹く冬鷗
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