ちょっと出掛けていて投稿が遅くなった。熊さんからの返信もあるが、俳句の方から見てみようと思う。
1.燕来る進水式の紙テープ
函館ドック―という会社いまもあるのかな。多分社名は変わっていると思うけど。
紙テープがちょっと小振りな船の進水を思わせる。
2.つぎつぎと惑星めざし石鹸玉
石鹸玉が何を意味しているのかだけれど、探査衛星のことを言っているのかな。次々と行っているね。
3.全山の躑躅人をも溶かしけり
こちらは躑躅は盛りを過ぎた感があるが。人も溶かす―そんな名所があるんだ。
4.ジーンズを穿いて五月の空の奥
若者達の登山風景をはるかにながめる。最近、ウレタンを数%入れた生地のジーンズ調のズボンが出ている。伸縮性があって、太めには有難い。
5.断層を眺めてをりぬ柿若葉
最近出来た断層か。「眺めてをりぬ」が意味深。かって起こった地震を思い遣っているのか、今後に思いを馳せるのかだけど、この部分は敢えて削除しても良いのかと思いますね。いわずもがなというか。
6.本震で春の壊れてしまひけり
熊本地震では本震が最も被害が大きかったとか。前震でやれやれと思った矢先だからね。自然は容赦しない。
7.花は葉に友の訃報や動かざる
桜もあっけなく終わってしまった。これは毎年繰り返すけれど、人の死は一回こっきりだね。
8.麦の秋アウトコースを空振りす
ちょっととぼけた感じ。麦秋の広々とした感じがでている。準特選。
9.棘のある言葉削りて青嵐
難しい。棘のある言葉を吐いたのは自分か、相手か。青葉の匂う強い風で削がれてしまった。これでよしか。どちらの言でもいい。特選。
10.大漁と南風の無線の伝へけり
順風が吹いている。大漁を伝えるかのように。
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