1.横綱の深き懐今朝の秋
白鵬へのオマージュか。夏巡業で函館へ行ったのかな。
2.残骸の大地縺れて夜の秋
残骸の大地とは。日本各地での局地的豪雨の土砂崩れの住宅地か、それとも空爆に曝されたガザの市街地か。山際の造成地は、最近の異常気象を常態と覚悟して、改めて見直さねばならないな。そして大震災の残骸は何処へ行ったか。それにしても、残骸の山は世界のあちこちで増え続ける。特選
3.まくは瓜進駐軍はもう来たか
「街の雨鶯餅がもう出たか」風生。まくわ瓜の黄緑色の縦縞が進駐軍の軍服を連想したのかな。はるか昔になってしまった。米兵は皆屈託なく明るい連中だった。小学校の屋上から遥か沖合の海霧の中に米軍の艦船が見えた。何だか子供心にもかなわないなという敗北感があったな。
4.拳玉の世界一周夏尽きて
拳玉は世界的な流行とか。こつんこつんと秋空に響くから良いので、なにやらカラフルでスポーツ化しているらしい。
5.蜩や学童疎開の兄戻る
実録だろう。今、しきりに思い出される光景か。北海道は幸いこの経験はしなかった。
6.大接戦終わるサイレン蔦青し
甲子園の熱戦は佳境に入った。球児たちは炎天にめげずグラウンドを走り回っているが、随分前のある情景を思い出す。苫小牧工業高校が夏の甲子園に出た。経験もしない炎熱で選手は困憊したのだろう。ピッチャーの振る舞いが無作法とうつったのか、主審が注意を与える場面があった。いや、違うんだよ。彼等を思いやって、痛く同情したね。
7.捩花や修道院へのおんな坂
捩花は今ごろ?何モノマーで一回転なのか小花を数えたことがあったが。情景が見えるね。準特選
8.角折れしレターパックや野分あと
レターパックが普及しているね。封書の切手代より安い場合がある。オレオレ詐欺の送金手段にも使われているとか。いろんな小物類を送る手段に使われているのだろうな、実際には。
9.ブルーギル攻め込んで秋五稜郭
問題の外来魚が五稜郭の池?にも侵入したのかな。秋五稜郭はちと苦しいね。
10.室内の手摺伝わり秋の声
いや、末尾で何やら現実に引き戻されてしまった。くれぐれも転ばぬ様に。
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