一日一善。
親しくしていた書道家の上杉さんがお亡くなりになって、遠くの子どもの所へ引っ越した奥さんに頼まれていた仕事場の大掃除に武田さんから借りた軽トラで伊達さんと出かけた。たくさんの墨、硯や和紙、書道の本が軽トラいっぱいもあって故人の遺志で近所の書道塾の織田さんに届けたら大喜びされた。チャップリン全集などの映画のDVDもたくさん出てきて小生がいただいた。
帰ってもらったばかりのDVDでジョン・フォード監督『駅馬車』(1939)を女房と鑑賞。若いころに観た映画で、6頭だての疾走する馬に襲撃してきたアパッチ族が飛び移ってジョン・ウェインに撃たれる場面しか全く覚えていなかったのに、今回観たら乗客の男女や馭者、保安官8人(途中で赤ちゃんが生まれて9人)の人間模様が色濃く描かれていて面白かった。しかし南北戦争後の白人たちが原住民のインディアン居住地をいかに乱暴に奪い抵抗するインディアンを騎兵隊が虐殺したかなどは出てこない。
『駅馬車』で大成功したフォード監督は1940年にスタインベックの『怒りの葡萄』を映画化。これも若いころに観たが開拓地を追い出されたトム一家がオンボロトラックで農業労働の仕事を求めて彷徨う光景が今も目に焼き付いている。トムを演ずるヘンリー・フォンダと息子トムを励ます不屈の母親ジェーン・ダーウェルの涙目がいつまでも忘れられない。
記憶というものは不思議なものだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿