ある本にその人がどんな感想を持つかということは、おいらにとって大変面白い。他の誰でもない。いわばこの時代をいっしょに生きてきた友人が、どんな精神的世界にいるのかということは、まことに興味がある。ふーんそうなんだと思う。つまり、その感想を書いている人はだれでもない、友人の彼であって、文だけが独り歩きしているわけではない。俳句だってそうではないかな。作品のひとつひとつの世界の向こうに作者の顔を見てしまう。身近な人ほどそうなるのはやむを得ない。
褌子さんの一連の読書報告は面白い。彼の体臭とはこういうものであったのか。彼もまたこういう風にして年を取っているのかと感じることがある。要するに何にどのように心を動かすかということはその人の現在の感性と精神状態の報告である。だから面白い。発見がある。ひとつだけこんちくしょうと思うのは、彼の紹介する本や、映画は実はおいらはあんまり見ていないことだ。だが、心の動きはわかる。文は人なんだな。やっぱり。それは全くお師匠や仁ちゃんの俳句を拝見する時とおなじなのである。おいらにとっては。
熊さんの川柳にはまいった。でもさあ。思わず目に浮かんだのは、暑いのに無理してゴルフコースに出ていて、汗をかいている熊さんの顔だった。無理せんように。ご自愛のほど。
閑話休題。 今年は3月に兄を送って、今度はおばあちゃんを送った。死についていろいろと考えさせられているが、でもそれをここに書く勇気がない。というよりまだ整理がついていない。だいたいそんなのみんな面白くないだろうなあと、遠慮してしまう。もう少し考えてみよう。
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