で、懐かしい話なのでよこから参加する。 氷の溶ける話。あれは確かフェルミの熱力学の中川さんの講義の時だった。氷に圧力をかけると融点が上昇する、これよくスケートが滑る理由として出てくる。つまり融点上昇によって発生した水の薄膜が潤滑油の役をするというのだ。ところが、講義でこの話をきいて、議論の相手が誰だったか記憶が不鮮明だが、これ何か変だということになった。時期は初夏、相手は五本さんだったような気がする。釧路はスケートが盛んだったから。
つまりそんなにすぐ薄膜ができるか、それはまたすぐ凍らないかということだったと思う。そこで、当時、理学部本館のすぐ横にあった低温研究所、小さな建物であったのを覚えていたが、そこにアポもとらずいきなり飛び込んでいって、そこの先生に質問した。もう名前も顔も覚えていない。確かかスキーかスケートの滑る理由と、それが定説となっている圧力による融点上昇による説明だけでは無理ではないか、摩擦熱の効果はないかというような話をぶつけたような思い出がある。で、もうその時の会話もよく覚えていないが、大筋において肯定された。その先生が言った「学問の世界にも一種の思い込み、都市伝説がある」という表現と、スキーのすべる理由についてのむつかしい英語の論文をいくつか紹介された記憶があるのだが、そのあとどうしたか記憶にない。誰かにそれを話したような気もする。 先生の話だと、もともと氷の表面にはきわめて薄い水分子の層が存在し、それが滑るきっかけになる?ということらしい。 でその層は零下20度ぐらいになると消えるというのだ。で、実際に道北あたりの極寒の時期にはスケートがまったく滑りにくくなる現象があると、誰かと話した。 うん、やっぱり五本さんだったかなあ。 古い記憶の断片だ。
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