2014年11月26日水曜日

函館通信2-10・・・猫跨ぎ句鑑賞

本物の寒さがだんだん近づいて来た感じだ。俳句鑑賞も二人だけだと元気がなくなってきそうだ。のびのびとした勝手な評価を期待したいね。

先日の我句に対する猫跨ぎ評の追加解説を。
4.ふくよかな土偶のおしり日短・・・この二週間国立博物館で国宝展開催中。4種全ての国宝土偶が展示中。函館産中空土偶も出品しています。
6.米糠に醸し出されて床もみじ・・・猫跨ぎさんご指摘の通り 京都実相院のTV番組を見ていたら米糠の入った糠袋でこする事こする事。感心させられました。

さて、今回も面白い興味を沸かせてくれる句が沢山ありました。
・石膏は徐々に固まり木の実落つ・・・石膏のゆっくり固まる速度と木の実が落ちる
瞬間速度の差が面白い。
・ボールペンかちっと収め菊花展・・・目の前の些細な事も長年の菊花展も同じようにかちっと収まった様ですね。
・骰子の目の窪みにも秋の暮・・・ギャンブル好きには応えられないね。象牙のサイコロの目の窪みまで観察して秋の暮で突き放しているのが何とも云えぬ。特選。
・月明の褥とも見え蕎麦畑・・・どんなに広い蕎麦の花が咲いているんだろう。
・月蝕の秋野や遠くで空爆・・・同じ時間に月蝕と空爆が起きそれを日本の秋野で結んでいるのが面白いと感じた。
・門灯の不意に消されて虫時雨・・・東京五輪前の都内でもこういう状況は多々あったと記憶している。更にマンション生活では全く想像しにくくなってしまった。
・秋の日の陶片室は傾ぎをり・・・どこか発掘作業でもやっている所なのかな。
・重ね着の腕に冷たき良夜かな・・・良夜なのに腕に冷たさを感じているのはどうも複雑な心境のにおいがする。北海道は北電が電気料金を値上げした。特にオール電化の契約は普通契約より倍の値上げだ。少しでも節約しようと重ね着は常識化している。しかし寒さには勝てないね。
・しらじらと抉られし山眠りをり・・・今年も多くの山が雨で抉られた。「しらじらと」の言葉は夜が明けてゆくしらじらではなく「はっきりと」の意味でいいだろうか。言葉の使い方の上手さに何時も感心させられる。準当選。
・母の家の足に冷たき部屋通る・・・あまりにも個人的な状況の様で解らなかった。






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