母の十三回忌で北海道へ行ってきた。帰りに札幌へ出て、恵迪時代の友人夫婦と会食。元医学部教授だが、六年前に脳卒中で言語機能を失った―正確にいうとこちらの言うことは理解するし、読書もするが、話せない。言葉の選択に苦闘する様が痛々しい。発作から今日に至る奥さんの懸命のサポートのあれこれには頭が下がるばかりだ。私の句集を三度読んでくれて、この句がいいという指摘は実に嬉しかった。
今朝、一時間ほど道庁から駅前通りの一帯を散策。グランドホテル内の〝スタバ〟で、街路を眺めながらぼんやりと時を過ごした。
人間の一生は、本当に、短い一章にしかず、が実感だ。子供の頃、両親と兄姉妹がいて、この団欒はずっと続くと思っていた。親がいなくなるなんて想像だに出来なかった。その両親はとっくに去り、こちとらは70才のじじいだ。この世を動かしているのは子供達の世代で、彼等が人生のピークにさしかかりつつある。老兵は死なず、去りゆくのみ、か。
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