2014年12月24日水曜日

函館通信2-13・・・猫跨ぎ句鑑賞・・・仁兵衛

12月も25日ともなるといよいよ今年も終わりかと強く感じる様になるね。
所で熊さん鳥インフルだが人にだけでなくアシカやオットセイにも感染の疑いが出たそうだ。
 
 
道内(確か釧路)の飼育設備で感染予防のために水槽の周りに鳥が止まって糞をされないような工夫をしているニュースがありました。本当に渡り鳥は俳句の題材にも多々なるけどそれ以上に何かと賑わしてくれそうに思います。

さて猫跨ぎ句の鑑賞に入ろう

・ドロップの薄荷が好きで秋深む・・・以前ドロップの缶の句が確かあったな。あの頃の佐久間ドロップは高級品だったな。

・表示板の全便欠航秋深む・・・ここんとこ本当に多かったね。

・漏斗より油落ちゆく寒夜かな・・・かなり気温が下がって油の粘性が上がったと思われる。

・半地下の古書肆の奥の秋灯・・・上五に半地下を見つけて来て据えたのが面白い。

・あたたかな雨仏飯に茸飯・・・「・・・雨」/「仏・・・」と切れている。仏飯から立ち上る湯気を仏様は食べるんだそうだ。句の技巧もさることながら雨と飯との取り合わせが素晴らしいと感じた。特選。

・とつおいつ疎開の話衣被・・・皮のついたままのゆでた里芋、つるりと皮から剥がれて口に入る、何とも云えん快感だ。疎開の人には廻って来たのかな。

・日捲りの粗方減つて冬旱・・・いわきでは冬旱の感じは良く解ったがどうも雪が四六時中あると感覚がずれてしまっている。

・冴ゆる夜のギリシャのワイン零したる・・・何かいわくつきのワインだったのかな。

・地獄絵の縁は金色雪催・・・絵の中が暗く、縁が明るい金色、外は雲が重く垂れ込めどんよりとしている。なんだか複雑な心理状況下に置かれているのかとも取れる。準特選。

・支倉常長冬麗の小脇差・・・冬麗の柔らかさに対し小脇差の刃の硬さの比較が面白い。どこかで常長展でもやっていて鑑賞していそうだな。





0 件のコメント:

コメントを投稿