ちょっと雑用に追われてご無沙汰していた。内田樹氏の長文の速記録が話題らしいので拝見。よくこなれて記述されているのでスルスルと理解できた。
前段はその通りだと膝を叩きながら読んでいたがその内にあれと思うようになり、残念な印象となった。40年代の日本の保守政治家、官僚、学者のメンタリティが変質した下りが、彼等自身の立身出世欲だと断定してやまない。大きな視点で述べてきた筆先が急に個人的資質に向けられる違和感。ちょっと違うんじゃないか。
国家観。武道家としての自身の経験から、直感からクニの本質を理解するという下りは、ユニークで共感する。ところが直ちに日本のクニの根幹に、日本国憲法がある、という。あれ、ちょっとこのいきなりの超断定は何だ。この天照らす大御神は何処から来たんだ。自分は知的存在として多くの知的ならざる保守政治家の思考の先回りをして、こらこらそれ駄目と言う、という。へえ、あんた偉いんだね。
偶然、今日の東京新聞の朝刊に彼の談話が載っている。「金儲けから脱却を」は聞かせる。後半に、成長しなくてもやっていける国家プランを出すべきだ、は傾聴にあたいする。1ヶ月前くらいの当欄で述べたが、そういう主張の政党がいるなら支持したい。現政権の政策にけったくそ悪いと反対するのはいい。その代わりこういう国家プランがあると提示すべきだろう。僕ら大衆は聞かせて貰いたいんだよ。
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