2014年12月14日日曜日

小選挙区制について・・・  褌子

  小選挙区制だと前回の自民党は比例区などたったの15%の得票率だった。小選挙区制でなかったら特定秘密保護法などの悪法はああまで簡単にはとても成立できなかったろう。政党助成金も政党をかぎりなく堕落させる。民主党は党運営費の86%、自民党は72%、維新の党は橋下が公務員削減せよとえらそうなこといっているが70%が国民の税金で運営されている究極の国営政党。しかも供託金が小選挙区は300万円で10%以下の得票だと没収。比例区は600万円。ようするに世界一高い供託金で庶民の立候補を閉め出し、たった一人しか当選できない小選挙区295議席で大政党が総取りした議席数で年320億円の政党助成金をほぼ山分け、という仕組み。年末に政策抜きの政党の離合集散が起きるのは政党助成金ねらい。小渕優子などは政党助成金を私生活に流用していたし、自民党政治家は銀座の高級クラブに出没し、宮沢経産省がSMバーに出費していた。
  このニセ政治改革をやった中心人物は小沢一郎、いわゆる学識経験者では佐々木毅東大教授。小沢一郎は隠し子がばれて女房にも逃げられるくらい人間性がよくないらしく、いまはすっかり孤立しているかにみえるが、共産党をのぞく徹底した保守二大政党論者で、選挙後にまた、佐々木毅と組んでいろいろ仕掛けてくるのは間違いないとみている。この二人は小選挙区制にまったく反省のない人物。佐々木毅は政治学者としての実力がないにもかかわらず東大学長を射止めた曲学阿世のニセ学者という評判だが、今秋またしても選挙制度改革の座長に就任している。
  ニセ政治改革は細川内閣のとき。衆院で賛成多数、参院では否決で廃案になるところを、旧日本社会党の土井たか子衆院議長が議長斡旋にしゃしゃりでて、深夜に細川氏、自民党総裁の河野氏の談合で小選挙区300議席、比例区200議席で成立してしまった。(民意を正確に反映する比例区はその後180にまで減らされた) 
  細川と河野の両氏はそのご、政治改革は失敗だった、とくに小選挙区制が大失敗だったという反省を謙虚に何度も表明している。土井たか子元衆院議長のほうは同志社大学の高名な憲法学者であった田畑忍先生の愛弟子であったにもかかわらず、小選挙区制成立に手を貸すという歴史的汚名を背負ったまま、今秋に亡くなった。土井たか子氏は小選挙区制成立について自分の果たした役割について反省していたかどうかは私は知らない。(小選挙区制になって、いっきに日本社会党は制度的にも消滅にむかった)
  こんどの衆院選でいままた「議員定数削減で身を切る覚悟」などと叫んでいるのは、比例区の定数削減をねらっているもの。仮に国会議員を60人減らしても60億円くらいの税金削減であるが、政党助成金制度を廃止すれば年320億円の節約になる。政党助成金制度ですでに6700億円もの巨額の税金が政治家のふところに消えた。
 なお、日本の国会議員の数はけっして多くない。欧米諸国に比べて人口比にすると少ないことを付記したい。

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